この記事はMAMBO INN =MAMBO AROUND THE WORLD=のレビューです。
ライブレビュー1
ラテンJAZZの夜。夏でもないのになぜか最近ラテンバンドのライブが多いのですが、彼らの手にかかればまた全然違うアプローチの仕方でクラッシックや最上川舟歌のような日本の伝統的な曲も熱い曲に仕上がっておりました!
全員のグルーヴが完全にマッチしていて、ラテンの複雑なリズムや計算されたメロディラインはリズム感の良くないわたしでも、スッキリ耳に入ってきて、いつの間にか曲が終わっていたと思うほど聞き入ってしまいました。
途中鍵盤ハーモニカも登場し、ラテンに鍵盤ハーモニカってアリだなと初めて感じました。
(のん)
ライブレビュー2
佐藤英樹さんのコンガと、鈴木喜鏤さんのティンパレスとのラテン王道リズム隊と、伊藤寛康さんのベースが絶妙なグルーヴ感を生み出す。
パーカッシブでいてメロディアスなピアノにバリトンサックスがノリノリ、ごく自然に空気が揺れる、体が揺れる、ラテンな快感を味わえました。
ピアノのJonathan Katzさんは、勿論素晴らしいピアノを弾きまくりながら、曲によってはピアニカを奏でました。
このピアニカも珍しくホルンのマウスピースで吹く物でした。カッツさんは特許申請中だとジョークを放っていましたが、それは何とも云えない独特な音色で、これまた縦横無尽にインプロビゼーションを展開していました。
サックスのSteve Sacksさんは、バリトンとソプラノサックスを曲の雰囲気に合わせ持ち替え、また、フルートも。驚くべきマルチ奏者として大活躍。更にピアノも披露していました。
それにしても腕達者なミュージシャン達の「MAMBO INN」のラテンナイトでした。
(太田徹)