この記事はWAIWAI STEEL BAND 秋田ライブツアー2014のレビューです。
高校生の時、地理の教科書のアフリカのページに 「太鼓の音は意味を持ったことばであり、」という一節があって、教科書にしてはロマンチックな文書だなあと授業中に思った記憶がある。
スティールパンはアフリカではなくカリブの島生まれの太鼓だが、WAIWAI STEEL BANDの演奏を聞いているとき、そんなことを思い出した。
不思議なもので打楽器というものは聞いているとからだが動き出す。
打楽器の音を聞くたびになにか親しみを覚えるのは、打楽器のあの感じが、ドキドキした時に心臓が、リズムを打つあの感じに似ているからだろうか。
しかしパーカッショニストが15名も集まって演奏するというのは、まるでみんなでダンスをしているようだった。
全身を使った力強いダンス。
聴いてる人も、思わずダンス。
金属でできたスティールパンの表面は、キラキラしていてとても美しい。
客席からは見えなかったが、奏者側から見ると、キラキラしたスティールパンが沢山集まって、皆がキラキラした中で踊っているように見えたかもしれない。
これぞライブの醍醐味。
というわけでみなさん、どうぞ自分で、あの音を聴いてみて下さい。
ぜひ、ライブでね!